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ディナーショウというもの
2005 / 11 / 11 ( Fri )
飲みたくなったので近くのスーパーに酒買いにいってきました。
本当、夜中までスーパーやってるっていいね。
こっちのスーパーは24時間とか多くてびっくりです。
都内に住んでたときも24時間てあんまりなかったのに。

買ってきたのはカクテルパートナーの冬限定「ホワイトシュプール」と「スノーベリー」
今は「ホワイトシュプール」飲んでますが「コーラス」みたいな味です。
お酒は好きなのでつい新商品が出ると飲んでしまう。
まぁ、仕事にも関係してるってのもあるんですが。

そうそう。
参考になるかわかりませんが、私が以前ホテルスタッフとして参加した
ディナーショウの記憶などを語ってみます。
ヒルトンとはホテルの格も違うし、泊りがけなので全然違いますが
まぁ、バイトレポートみたいなものだと思ってもらえれば。
以下にてどうぞ。
私が行ったのは名前を聞けば大抵の人は知ってるであろう男性歌手のディナーショウ。
どうやらディナーショウをよく開く事で有名な人らしいです。

バイト雑誌で見つけて単発でそれなりに稼げるので応募したのですが…
当日行くまでディナーショウということを知りませんでした。
まぁ、仕様です。

日当は1万。
拘束時間は「12時~2時」
これを高いと見るか安いと見るかは個人の判断にお任せするとして。

11時半に会社集合。
12時に50人くらいでバスで乗り込み出発。
ちなみにバスで片道二時間。
まぁ、これも仕様です。
隣の席の人とおしゃべりしたり仕事に備えて眠ったりして2時にホテル到着。
えー…普通に泊まると一泊安くて3万、高いと30万位するリゾートホテルです。
…今調べて30万する部屋があることを知りました。
芸能人がよくお忍びで来るらしいですが、これ一般人泊まれないよ…(笑)

到着すると早速、制服に着替えて現地ホテルのスタッフと合流。
なんか偉い人があれこれ言ってましたが何せ現地スタッフ含めると
100人以上いるので何言ってるのか聞こえませんでした。仕様です。
ホテルの裏側とはいえ広いので

うっかり一人で歩くと迷子になりながら

1時間以上、あれこれ説明を受けて16時頃早めの夕食を食堂でとりました。
ええ、だって次に食べ物を口に出来るのは早くて0時以降なので。
何食べたっけなー確かカレーだかうどんだか。
30分以内に食えとのお達しだったので必死でした。
そして17時。
観光を終えたお客様のご到着です。
湖のほとりに建っているので湖が夕焼けに照らされて綺麗でした。
…なーんて思っていたのも束の間。
なんでだか知りませんがヘルプである私がウェルカムドリンクを配る役目につかされました。
なんでだよ…orz
ちなみにトレイの大きさは直径50センチ以上。
その上に氷がガンガン入ったカクテルや烏龍茶やジュースが30個以上乗っかってます。

体感的にですが、あれは15キロ以上あった気がしました。

…何せ、持った瞬間落とすかと思いましたから(死
私も仕事柄、色々重いものは持ちましたがはっきり言ってアレは重かったです。
腕がちぎれるかと思いましたよ素で。
えー引きつる笑顔を浮かべながらお客様にウェルカムドリンクをサービス。
何せ重いのでさっさとなくそうと必死になって配りまくりました。
片手で持つと本当に支えるのに全身の力を込めていた気がする。
本当はナプキンでグラスを包んで渡さないといけないのですが
そんな余裕ないというかお客様も自ら掴んで行く方多数(笑)
何度かドリンクを補充させられながら無事終了。
腕の感覚おかしくなりました。
そして、ディナーが19時からなのでそれまではスタッフ控え室のセッティングや食器の用意などをしながらだらだらと過ごし。
いよいよディナーショウの時間。

ですが、ヘルプである私は会場には立ち入りません。
いやだって、シャンパンサービスとか出来ないし。
あらかた用事が済むとあとは待つだけです。
その間はラウンジバーで会場から聞こえてくる某芸能人の歌を聞いてました。
その芸能人の代表曲もうっすら聞こえてきましたが…
特に興味がなかったので熱心には聞いてませんでした(爆)

ディナーショウが終わると再び仕事がまわってきます。
21時よりラウンジバーにてお客様の接客。
これもヘルプである私がやっていいんだろうかと思いましたが
まぁ、ホテル経験はあるのでさほど難しい仕事でもありませんでした。
テーブルの周りをまわってお客様にカクテルの注文をうけたりグラスの空いたお客様に飲み物を勧めたり。
専門のバーテンダーがいるので飲み物はバーテンがその場で作ってくれます。
一人、ジントニックを飲んでいた方が「これより強いお酒が飲みたい」と言われて、バーテンに言ったら物凄く悩んだ上に「チェリーブロッサム」を作っていました。
後々、私も飲みましたが確かにあれはアルコールきつかった。
名前は可憐なのに。
まぁ、当然酔っ払うとおかしな行動をとる客もいるのでこぼした飲み物の掃除なんかもしました。
そうして23時までバーで接客をしてバータイムが終了。
表の仕事は晴れてこれで完了です。
しかしもちろん後片付けが残っているわけで、後片付けをして着替える頃には0時になっていました。
で、例によって2時間かけて会社まで戻ります。
途中、立ち寄ったコンビニではみんな

飢えた獣みたいに

食べ物屋飲み物を買い漁っていました。
きっと店員さんはなんだろうと思ったと思います。
そしてバスの中で寝つつ2時に到着。
当然の如く、終電はありません。
なので、ネカフェで朝まで時間を潰すかタクシーで帰るか悩んだのですが
寝たかったので人通りの途切れる手前まで歩いてそこでタクシー拾って帰りました。
ホテルの仕事なんかしてるとタクシーを使う機会が多いのですが
(朝食サービスとかだと5時出勤だったりするので)
真夜中とか明け方のタクシーの運ちゃんは本当にテンション高いです。
まぁ、おかげさまで家までの間、楽しく会話しながら帰れましたが。
タクシー代が2千円くらいかかったので実質8千円の収入ですね。
ぶっちゃけ、実入りがいいかと言われると微妙ですが勉強になりました。

しかし、本当は二日あるはずだったのにホテルの都合で一日だけになりました。
会社によると全員来なくていいと言われたそうです。
大方、予想以上に人手が余ったからなんでしょうが
そういう意味では見通しの甘さを考えると一流ホテルじゃないなーと思いました。
もしかしたら単にディナーショウやるのが初めてだっただけかもしれませんがね。

ああ、あと面白い事が。
昔、働いていたホテルの人に会いました(笑)
狭い業界とはいえお互いびびりました。
「何でここにいるのー!?」
みたいな。

ヒルトンのディナーショウはどんななのか楽しみです。


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