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昔やっていたのに
2010 / 05 / 15 ( Sat ) やらないのもアレなので久しぶりに。
お恥ずかしい話なのであまり大きな声では言えないのですが、毎回書いた文章をupするときは 「本当にこれでいいのか…!?台詞回しや文法はおかしくないか、話に(致命的な)矛盾はないか、 誤字脱字はないか、そもそもこのキャラこんな事言ったりしたりするんだろうか。 もっと適切な表現や言い回しがあるんじゃないのか。……かといってこれ以上考えたところで そんな文章が果たして思いつくのか。……お、思いつかない!!!」 という自分の中での葛藤を乗り越えた末でなので数日経って心を落ち着けてから読み返して。 コレを書いて話にツッコミをいれることで、自分を納得させてハイ終わり、と(笑) あとで読み返すと話を書くときの参考になるってのもあるんですが。 というわけで以下は「花の下にて」のSS解説になります。 「花の下にて」:テーマ『(出会ったときの姿のまま)新次郎を看取る昴』
元々、『ゴンドラの唄』を聞いたときにイメージが湧いたのは7話デートイベントでボートに乗る二人だったんですが。 丁度セントラルパークだし、雪の中で昴が歌う~みたいな感じで。 しかしうっかりセントラルパークをwikipediaで調べたらそこに載っていた湖と桜の写真がとても綺麗で。 どうせなら桜の季節で書きたいな~サクラ大戦だしと桜の季節になりました。 そっから何故看取る話になったんだっけ…桜自体が死を連想させる花というのもありますが。 個人的に(老人である)新次郎の口調をどうするかで数日悩んだのですがあえてそのままで行く事にしました。 口調変えたら誰だかわからないのと新次郎なら年取っても可愛いおじいちゃんになりそうですし。 ちなみにタイトルの「花の下にて」は西行法師の詠んだ 願わくば 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃 という歌からきています、勿論花=桜で。紐育で桜が咲くのは4月下旬らしいのでややアレですが。 では内容について。 後半を読めば(多分)なんとなく分かる通り、この話は修道女=昴として書いています。 7話の修道女を見た瞬間に昴好きなら一度は考えそうなトンデモ説の一つですね。瓜二つだし。 一応フワニータの例もありますしねー。あれは全然違うけど。 マジレスすればヒロイン5人全員に修道女の可能性がある以上、昴一人だけこの設定はありえないと思いますが昴ルートに限定すれば一応苦しいこじつけと辻褄あわせのもとに考えられなくもないかなあ。 高野聖は修道女を『死んだ』と言っていますが死体は出てきてないですし、はっきりとした死の描写もないですしね。 まーよくありそうな設定ですが 『五輪曼陀羅を発動した際、犠牲になって死んだと思われていた修道女(昴)は陣の失敗で人柱として中途半端に術を受けたせいで自らに無いと嘆いていた力(霊力)を手に入れ、代わりに信長が完全に滅さぬ限り老いることも死ぬことも出来なくなった』 とかならアリですか?……うーん、自分で言っといて何ですが突っ込みどころがありすぎる。 いや、本気で思ってませんけどダーク昴の言った「全てを捨てて全てを手に入れた」はこういう捉えかたも出来るかな、と。 この設定を思いついたのは遙か前ですがこれで話を書くとなると恐ろしく暗くなるので鉄の釘で刺して過去の川に捨ててました。 が、せっかく新次郎を(若いまま)看取るというネタなのでちょこっと盛り込んでみました。 短い話ならさらっと流せるしね! というか、新次郎の中に封印された信長は新次郎の死と共に滅するのかゲームやってもようわからんのですが……。 今回は新次郎と共に滅するという前提の下に書いてます。 生は死の始まり、死は現実の続き、そして再生は夢の終わりって昔どっかで聞いたのはなんだったかなーと調べたらエヴァだった。 (新次郎の)死によって(人としての)生を得るという意味では誕生日と言えなくもな……く、苦しい。 >「昴さんは……幸せでしたか」 何故新次郎がこんな事を聞いたのか。 昴の性格を考えたらたとえ修道女=昴としても絶対そんなことは言わないと思うので 新次郎はうすうす気付いていたが今まではあえて触れず、最期になって修道女の「あなたに会えて~」の台詞を思い出して、 「聖の生まれ変わりである自分に会ったのは昴にとって幸せだったか」と匂わせる風に書いた…んですが。自分で書いといてなんですがわかりにくいと思ったので今回一番の反省点ですね。 まぁ、この辺は主題として書きたかった部分ではないのでこの後の昴がどうなったのかも含め自由にご想像下さると有難いです。 ちなみに書いてて楽しかったのは下記の二つ。 >彼は歩みを止め、掌を桜にかざす これは新次郎がさくらと会った場面のオマージュです、分かりやすいと思いますが。 >先にボートに乗り込むと、彼に向かって手を差し伸べる ヒーローでありヒロインである昴をさりげなくアピールする為、あえて歌詞と矛盾させた拘りの一文(笑) というわけでイメージは勿論『ゴンドラの唄』 桜の舞い散る中、波間に漂う舟の上の二人をうっすらでもイメージして頂ければ幸いです。
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