「禁断の放課後」：テーマ『めくるめく禁断愛』

（個人的に）Ⅴで一番衝撃的な合体技だった禁断の放課後。
もともと、このサイトを開く以前から書いてはみたかったんですがね。
いかんせん、耽美…耽美…書けるのか？自分に、状態だったもので。
まぁ、サイトを開いて数ヶ月経って書きたかったネタがある程度書けて落ち着いたのもあり
せっかくだから挑戦してみるか！と無謀にも挑んだら谷も山も崖もある話になりました（笑）
完成までに半年かかるとは…いやまぁ、心に余裕ないと書けないせいもあるんですけどね。

とりあえず普通都立高校出身の私にはミッションスクールがなんたるかもよくわからず
資料集めから始めたのですが…女子校はあっても男子校ってないですねorz
というわけでイベント（クリスマスとか）とかの参考にさせて頂いたのは女子校（笑）

ちなみにどの辺が禁断かと言われれば。
・一目惚れ→禁断の恋の始まり
・隣の部屋を盗み聞き→禁断
・ミサで私的な祈り→禁断
・いきなり大河以外に「そこ…」をかます昴→禁断
・ストーカーすれすれの行動→禁断
・『Je te veux』→禁断
・担任とキスをかます昴→禁断
・そしてそのまま大河にもキスしようと（ｒｙ→禁断
・十字架咥えあって約束→多分ここが一番気合こめた禁断
・キスだけじゃなくて自室で×××も→禁断
・それにﾊｧﾊｧする大河（すいませ　ん）→禁断
・ついでに襲われる大河→禁断
・実は女だった→禁断
・お友達でいましょうと言われる（笑）→禁断の恋再び
・めくるめく個人レッスン→禁断
・クリスマスのミサ中にアイコンタクト→禁断
・家に帰るのほっぽって二人きりの新年→禁断
・仲を疑われてあげく拒絶される→禁断
・放課後の教室で襲われる→禁断の放課後ですから
・ついにばれて引き裂かれる→禁断のお約束
・屋根の上のラスト→禁断の最後っぽく

こんな感じでしょうか。抜き出すとどんな話だよって感じですね。
自分的には十字架咥えるシーンと最後のネクタイがお気に入りです。
十字架は至る所に出てきますが人によってはあれが死を象徴してると気付かれたようで。
Ｔ様鋭いというか私そこまで考えてなかったよ…凄いですね（笑）
ネクタイはアレですよ、原作でも言ってたじゃないですか。
「相手を束縛したい」って。
しかしあの場合はお互いに縛りあってるので相手を束縛すると同時に
自分も束縛して欲しいという心情だったんですがわかったでしょうか。

ついでに担任。
私誰とか全く考えてなかったんですが何人かに「サニーだよね？」と言われ
「え？そうなん？じゃあサニーでいいや」と。
何で昴と×××だったのかは各人お好きな妄想をどうぞ。
女だとばれて脅されてたとか昴が淫乱だったとか如何様にも。

実は複雑な設定自体は色々考えていたのですが、あまりくどくど書くと読むほうも疲れそうなので
そこら辺は読む方の想像にお任せして新次郎の心の葛藤をメインにしたのですが
はてさて、耽美っぽい雰囲気を出せたのかどうか…。

あ、あともう一つ。
作中で出てくる曲はどれも有名な曲だとは思いますが
聴いてみたいと思われた方もいらっしゃるかもしれないので念の為にイメージした曲の名前と作者を。

サティ　『Je te veux』
ショパン　エチュード『革命』（3の辺り）
ショパン　『子犬のワルツ』（同じく）
ショパン　『ノクターン第2番』
モーツァルト　『きらきら星変奏曲』
シューマン　『トロイメライ』（子守唄じゃないけど）
ショパン　『別れの曲』

抜けてるかもしれないけどこんな感じ。
趣味に走ったせいかショパン多いですね…（笑）でもどれも良い曲ですよ。
機会がありましたら聴いてみてくださいな。

禁断の放課後はモチーフに書かれていらっしゃる方も多いので
本当は演劇でも絵画でも彫刻でも耽美な雰囲気を演出できれば
何でも良かったんですがそこら辺は全くわからないので（汗）
9年習ってて多少ならなんとかなりそうなピアノを小道具に使わせて頂きました。
…小道具に頼りまくった感が少々否めないのが難点でもありますけどね。
良い意味でオリジナリティを出せてればいいな～と願いつつ。

耽美という雰囲気自体がわからずに風と木の詩だのマリア様が見てるだの
ちらりと読んで研究しましたがやっぱり自分には難しいようです（笑）
色々と反省点も多いですがやはり一度は書いてみたかったモチーフなので楽しく書けました。
しかし最初から最後まで攻めは昴だった気がするよ…これ新昴って言うんですか。
むしろ昴新な気がするので表記をさりげなく変えておきました。

というわけで優美なピアノの調べに乗せてあの禁断の放課後場面の二人や
ラストの屋根の上の二人を想像して頂ければネタに身体張った甲斐があるというものです（笑）